お金が借りれない場合はどうしたらいい？

どうしてもお金が必要なときにお金が借りれない人はかなり厳しい状態です。実際にはお金を借りる手立てはあるのですが、まずは手順を追って説明しましょう。お金が借りれない状況というのはどういったものでしょうか。銀行などの金融機関のカードローンの審査に通らない場合が考えられますが、お金が借りれないというのは銀行からお金を借りることができないというのでしたら、まだまだお金を借りる手立てはあります。

銀行からしかお金を借りたくないというのでしたら、その時点で話が終わってしまいます。銀行の審査は思った以上に厳しく属性の低い人は銀行からお金を借りることは難しいのが現状です。それでは誰も銀行からお金を借りることはできないのかというと実はそうではありません。銀行カードローンの審査が厳しいというのはそれだけ属性が低いことを意味しているのです。

普通に正社員として働いて、他にカードローンなどの借入があってもしっかりと返済している、またクレジットカードの利用も日常的にしていて返済に対して滞納をしたことがないというのでしたら、問題なく銀行カードローンからの融資を受けることは可能です。というよりも何も問題なくカードローンの審査に通ることでしょう。銀行カードローンの審査否決ということになるとそれは、自分自身の属性に問題があると考えなくてはいけません。

もっとも、銀行の次はまだ消費者金融会社のカードローンがあると頭を切り換えて考えることができる人はまだまだ救いがあると言えるでしょう。金融会社は何も銀行だけではありません。ですから、銀行がだめなら消費者金融会社があると思えば気持ちも格段に楽になってくるのです。

銀行で借りることのメリットは？

銀行でどうしても借りたいと考えている人は多いと思います。それはどうしてかというとやはり金利の低さでしょう。1％違うだけでもかなり違ってくるのは金額や返済期間にもよるのですが、それでも金利は1％どころか0.1％でも低いに越したことはないのです。実際に銀行カードローンの金利と消費者金融カードローンの金利ではかなり差があると考えていいでしょう。一見するとそれほど金利に違いが無いように見えるのですが、前述したように少しでも金利が違うと返済する際の利息がかなり違ってくるのです。ですから、できるなら最初の借入は銀行カードローンを利用するようにしましょう。属性が悪くなければ問題なく銀行カードローンの審査にパスすることでしょう。

この場合の属性の善し悪しというのは勤務形態や借入件数によることが多いです。勤務形態というのはだいたいの人が察することができると思うのですが、企業の正社員であればある程度の属性は確保できます。これは正社員ということで安定した収入が保証されているからです。また雇用も確保されていますからすぐに収入がなくなるということはありません。

会社を欠勤しても固定給ですから有給などを使うこと、さらには慶弔給などもありますから、仕事をある程度休んでも収入は保証されているのです。これは正社員以外、契約社員や派遣社員さらにはパートアルバイトの勤務形態の人にはない正社員の大きなアドバンテージと言ってもいいでしょう。またある程度の借入があっても不問です。というよりもクレジットカードを持っていることがある程度債務と考えていいでしょう。

買い物をしてものに対して翌月で支払いをしているのですから、そういった履歴というものは金融会社というものはとても重視しているのです。お金を借りたことが悪いのではまったくなく、お金を借りて支払いをしなかったのが悪いのですから、お金を借りてそれに対してきちんと返済をしているということで信用力を上げていくのです。この点を考えるとこれまで一度も借金をしたことがないという人は、ある意味信用力が下がってしまうのです。お金を借りてそれに対してしっかり払うことで信用力が上がっていくということですね。

総量規制ってどういうこと？

銀行などの金融機関や消費者金融会社などの貸金業者からお金を借りる際に気にしなければいけないのが総量規制です。というよりも銀行は総量規制対象外ですから、銀行カードローンを利用する際は何も気にする必要はありません。この総量規制というのは年収の3分の1までしか借りることができないという規制です。法律で定められているものです。これは消費者金融会社のカードローンに対しての規制です。

一時期の消費者金融会社からの借入の多さから自己破産に行き着く人が急造してその対策として消費者金融会社のカードローンに対して借りすぎないようにあるいは貸しすぎないようにという規制を始めたのです。現在では一定の効果のある規制ですが、この総量規制が誕生したときは、借りるに借りることができずに債務整理や自己破産する人が急造しました。

キャッシング審査なども債務の合計などを考慮しなくてはいけないので、それまではすぐに必要な金額が用立てできたのですが、総量規制が始まったまもなくは少なからず金融業界に混乱が生じたのです。ですから、それまですでに多重債務に陥っていた人の中には、借金の返済に借金をして返すというのがパターンだったのですが、突然総量規制の誕生によって新しく借りることができない、すなわち返済することができなくなったのですから、たちまち返済に窮してしまって債務整理あるいは自己破産を選択する人が多くなってしまったのです。総量規制があるので、まとまったお金が欲しい場合は銀行のほうが格段に便利でしょう。もっともカードローンで数百万円も借りるのもどうかと思いますが、借りてしまうと返済が大変になってしまいます。

審査が厳しいのは銀行だけ？

銀行は融資の申し込みに対して、キャッシング審査が厳しいというのが通り相場となっています。それではどうして銀行は融資の申し込みに対して審査が厳しいのでしょうか。それは銀行業務に関係がありそうです。というのも銀行は預金者からお金を集めて必要な人にお金を融資するのが本業です。

もう一つ集めたお金を運用することも大きな収益源ですから、融資と運用が収益の二本柱となっているのです。その収益の原資となるのが当然のことながら預金者から集めたお金です。ですから、銀行としては融資をしたお金が貸し倒れになることを極端に嫌っているのです。バブル崩壊時の銀行の倒産などを経験し、さらには合併してきたことの反省があるのは言うまでもないでしょう。もっとも銀行はまったく融資をしないのかというとそうではありません。

実際には最近のニュースでは総務省などから融資のしすぎという通達も出ているくらいです。これは消費者金融会社向けではなく銀行向けですから、銀行が昨今では過剰融資となっている現状が明らかになった格好です。もっとも融資先の属性が良いのは間違いないでしょう。ですから、勤務形態や借入件数などを考慮して審査を行い属性が良い人に向けて融資をするのは昔も今も変わってなく、属性に不安のある人にとっては銀行からの融資は依然として高いハードルとなっているのです。

消費者金融会社の審査はどうなってる？

消費者金融会社の審査基準は銀行の審査基準よりも甘めと言われています。これは考えてみたら当然のことで、消費者金融会社といった貸金業者は、融資の申し込み者に対してお金を貸すことで収益をあげているのですから、少しでも多くの人にできるだけお金を貸したいのです。しかし、多重債務者などにはさすがに審査否決の判断をすることが多いです。借金の返済に借金をするような人はいずれは返済に窮することがわかっているからです。

多くの人は返済に窮してくると債務整理や自己破産の道を選びます。稀に闇金手を出してしまってさらに悲惨な末路を迎える人もいるのです。ですから、そのような人には審査基準が甘いとされる消費者金融会社もさすがに審査パスとは言えないということですね。消費者金融会社のカードローン審査は大手消費者金融会社のほうが厳しいです。

といっても銀行よりも甘めになっているのですが、消費者金融会社全体としては厳しくなっているのです。そこから中小消費者金融会社、さらにはもっと小規模の街金といったように審査が甘くなっていく流れになっているのです。

多重債務になったらどうしたらいいの？

多重債務者となると銀行や大手消費者金融会社などからお金を借りることはできないでしょう。もっとも滞納などの履歴がなければいくらでも消費者金融会社からお金を借りることができるとされています。

消費者金融会社のカードローンには総量規制があるけど

お金を借りるうえで悩ましいのが総量規制の問題です。消費者金融会社からの借りすぎを未然に防ぐためにできた規制ですが、これは銀行からの借入れは対象外となっているのです。

お金が借りれない場合の行き着く先は？

お金が借りれない場合、すでに借金の返済に窮していることが多いでしょう。行き着く先としては債務整理や自己破産ということになります。この場合は自分から返済できないからということで手を上げる方法と、返済せずに消費者金融会社などから裁判所に調停依頼があって債権回収会社からの通知を受けるまで待つという二つの方法があります。

お金が借りれないでもなんとかするには

お金を借りることができなくて、返済ができないということになると、債務整理しかないということでもありません。多重債務であればここだけはなんとかして返済して、お金が足りなくて返済できないという消費者金融会社のカードローンについてはその消費者金融会社の担当者に連絡して、返済できないからと相談してみるのです。