カードローン どこも通らない

カードローン どこも通らない

  1. 銀行と消費者金融会社から借りる
  2. 消費者金融会社のカードローンで借りる
  3. 中小消費者金融会社と街金で借りる
  4. ブラックでも借りることができる?
  5. 個人間融資掲示板を利用する

 

 

銀行と消費者金融会社から借りる

まとまったお金が必要でしたら、銀行か消費者金融会社からお金を借りるようにしましょう。金利の低さを考えたら銀行カードローンからお金を借りるのが得策です。

 

消費者金融会社で借りるのは、いまだに昔のサラ金のイメージを持っている人も少なくありません。サラ金と聞くと厳しい取り立てが有名であり、サラ金と呼ばれた時期はバブル期の前後、さらにはもっと前からになるのですが、サラ金のイメージはとにかく、お金の取り立てが厳しかったこと、その厳しい取り立てを苦にして一家離散や夜逃げ、さらには一家心中といった悲劇が繰り返されてきたのです。

 

現在の50代くらいの人がサラ金の悪行を間近で見てきた世代であり、40代から若い人たちはサラ金の実態を実際に見た人はいないはずです。それでも、サラ金というイメージは言葉だけでも強烈なインパクトとして多くの人の中に生きているといっていいでしょう。ですから、サラ金の実態を知らない世代でもサラ金の恐ろしさというのは脳裏にインプットされているのです。

 

当時のサラ金の金利はものすごく高く、年利が50%近い高金利だったのです。これは、グレーゾーン金利と呼ばれるもので、二つの法律で上限金利を定めたことが問題の発端です。そのため上限金利の金利差を利用して高金利で貸し出しをするサラ金が続出したのです。

 

借りる方も借りる方ですが、それでもお金がなければ誰でもわらにもすがる思いでお金を借りてしまっていたのです。それでも厳しい取り立ては続き、インパクトのあった取り立てが「内蔵を売ってでも金を作れ」と行ったことでしょう。連日テレビなどで放映されて社会問題化したのです。それまでの厳しい取り立てもあって自己破産者などが続発した時期です。事態を重くみた当局がグレーゾーンの撤廃をして、上限金利を20%といったように統一したのです。

 

貸金業者もそれ以降は新金利で貸し出しようになったのですが、当局では、何年か前にさかのぼって取り過ぎて返済利息を新金利で線引きしなおして、過払いがあった分ついては債務者に返済するように指導したのです。強制力のあるものですから、過払い請求を起こすことで、多くの人が返済しすぎたお金が戻ってきたのです。

 

過払い請求で発生したお金は国が負担するものではなく、貸金業者が負担するものです。中には返済しきれずに廃業したり経営破綻する貸金業者が続発しました。多くの大手消費者金融会社も過払い請求の件で一時的にでもあるにしろ、野球会社も路頭に迷ったじきもあったのです。いずれにしても、過払い請求はそれまでの貸金業者のあり方を変えるには十分なものでした。そこから健全な貸金業者に生まれ変わったといっていいでしょう。

 

銀行カードローンは消費者金融会社と比べても金利が低いので、返済利息が少なくて済むので誰でも利用したいと思います。しかし、誰でも銀行カードローンを気軽に借りることはできないのです。というのも、銀行カードローンの審査基準が厳しいのが問題となるのです。

 

銀行カードローンの審査に通るには、ある程度の属性の高さが求められるのです。この属性というのはさまざまな項目から成り立っています。その中でも属性の高さを決定づけるような重要な項目が雇用形態です。雇用形態は正規雇用と非正規雇用の二つに分けられます。正規雇用はいわゆる正社員のことです。いっぽうの非正規雇用はパートアルバイトや派遣社員、契約社員のことです。こうしてみると正規雇用の人の方が属性が高いことがわかるのですが、それは収入が多いとか少ないといったことではなく、雇用形態ですから、その雇用は会社から保証されているかどうかが問題なのです。

 

正規雇用の人は、入社時に会社と雇用契約を結ぶのですが、それは定年退職するまで有効です。ということは、定年まで雇用が会社から保証されているということです。いっぽうの非正規雇用の人はどうかというと、こちらにも雇用契約があるのですが、有期契約になります。期間は3ヵ月、6ヵ月、1年といったものが多くなっています。その期間は雇用が会社から保証されているのですが、更新時には会社から更新の打診がなければその場で退職ということになってしまいます。この点をみると非正規雇用の人は収入が安定していないと銀行から判断されるのです。ですから、非正規雇用の人は属性が低くなるということですね。

 

銀行カードローンの審査が厳しい理由は、銀行カードローンの原資が口座開設者からの預かり金というのが大きな理由です。預金ですから、必要に応じていつでも引き出しできるようにしておかなければいけません。そういった性質のものですから、その大切な預かり金が貸し倒れに遭うわけにはいかないのです。そのため、リスク回避として、銀行は保証会社とも提携しています。ですから、保証会社の審査も受けるようになっているのです。

 

つまり、銀行カードローン申込者は銀行と保証会社の双方審査を受けなければいけません。当然ですが、どちらかいっぽうでも審査に通らなければ銀行カードローンの融資を受けることはできないのです。保証会社の役割は、カードローン利用者が銀行に対して返済不能となったときに、カードローン利用者に代わって、残りの債務の全額を銀行に支払うのです。

 

そして、立て替えた債務は改めてカードローン利用者(債務者)に請求するのです。そこから債務整理の中の任意整理が始まるということです。銀行はノーリスクのように見えますが、返済不能以降の返済利息の収益がなくなるのでまったくのノーリスクというわけではありません。

 

また、銀行カードローンのデメリットとしては、即日融資ができない点です。一頃はメガバンクなどを中心に即日融資やスピード融資を宣伝していたのですが、それをまったく見ることがなくなりました。種明かしは、警察庁のデータベースへのアクセスが義務づけられたからです。

 

これは不正融資を防止するための施策なのですが、銀行カードローン申込者の信用情報を警察庁のデータベースにアクセスするのですが、その照会情報を得るのが早くても翌日以降になってしまうのです。そのため、即日融資ということは実質的に不可能となったのです。銀行カードローンにデメリットがあるとしたら、審査基準が厳しいことと即日融資ができない点ということになります。

 

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消費者金融会社のカードローンで借りる

銀行カードローンの審査に落ちた場合は、消費者金融会社のカードローンで借りるしかありません。消費者金融会社のカードローンのほうが審査基準が緩いので、属性が低い人でも審査に通ることができるでしょう。もっとも、銀行カードローンの審査に落ちてすぐに消費者金融会社のカードローンに融資の申し込みをすると審査に落ちる確率が高いです。

 

というのも、銀行カードローンの審査に落ちたという情報が信用情報機関に金融事故情報として記録されているのです。そのため、同じ人が消費者金融会社のカードローンに融資の申し込みをして、消費者金融会社が信用情報機関に申込者の信用情報を照会すると、金融事故有りの情報を知ることになります。金融事故に触れると即審査NGですから、そこで審査ストップとなるのです。

 

審査落ちの情報は6ヶ月間は保持されるので、記録が消えるまで6ヶ月間は待ったほうがいいでしょう。その間は新規でカードローンの申し込みをしても審査落ちになる確率が高いです。これを申し込みブラックと呼んでいます。

 

消費者金融会社のカードローンのメリットは多彩な申し込み方法にあります。WEBでの申し込みには郵送物が一切届かないWEB完結のサービスが始まった消費者金融会社もありますし、店頭での申し込みはもちろんで、電話での申し込みもできるのはPCやスマホを持っていない人にはとても便利です。

 

また、メガバンクと提携している大手消費者金融会社でしたら、メガバンク行内に設置している自動契約機を利用することができます。そして、大手消費者金融会社では、全国各地に設置している無人契約機を利用できるのです。24時間365日稼働していてい、いつでもモニター越しにオペレータと対話しながら申し込みをすることができます。即日融資にも対応していて、当日の22時までに申し込みの手続きができて審査に通ればすぐにローンカードが発行されます。それを持って最寄りのコンビニATMでキャッシングすることができるのです。

 

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中小消費者金融会社と街金で借りる

消費者金融会社は大手消費者金融会社だけではありません。知名度は抜群ですが、数のうえでは、消費者金融会社のほとんどは中小消費者金融会社と街金で占められているのです。

 

そして、大手消費者金融会社のカードローンの審査は緩いとされていますが、大手消費者金融会社のカードローンの審査通過率は50%ということです。つまり2人に1人しか消費者金融会社のカードローンを借りることができないという現実があります。

 

銀行カードローンを借りることができない人の大半が消費者金融会社のカードローンに融資の申し込みをするので、属性が低くなっている人が多いのが大きな理由です。そして、半分のカードローンを借りることができない人が中小消費者金融会社や街金からお金を借りるのです。

 

中小消費者金融会社の場合は業容が幅広く、上は大手消費者金融会社並の業容でカードローンを取り扱っている中小消費者金融会社もあれば、下は街金に毛が生えたような中小消費者金融会社もあります。カードローンを借りることができない人も中小消費者金融会社でしたらさらに審査が緩くなっているので審査に通る可能性は高いでしょう。

 

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ブラックでも借りることができる?

それでは、中小消費者金融会社でしたらブラックでも借りることができるのかというと、業容の大きな中小消費者金融会社や高額融資をしてくれるような貸金業者でしたら、ブラックの人は門前払いとなるでしょう。

 

ネットの口コミサイトなどでは、ブラックでもお金を借りることができたという投稿を見ることができます。そういった貸金業者は、信用情報機関を通さずに独自審査をしている貸金業者です。

 

独自審査というのは現在の属性のみで審査をする方法で、電話による在籍確認と収入がわかる書類の提出などの審査となります。ですから、しっかり働いていることがわかると審査に通るのです。もっともブラックでも必ず借りることができるというわけではないのでそのあたりは注意が必要です。

 

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個人間融資掲示板を利用する

消費者金融会社などの貸金業者からお金を借りることができない場合は、ネットの個人間融資掲示板を利用してお金を借りるようにしましょう。

 

個人間でのお金の貸し借りになるのでリスクは高くなりますが、個人間融資もかなりこなれてきて、実績を上げている人が多くなってきました。トラブルを回避するためには、そういった貸し出し実績豊富な人からお金を借りるようにしましょう。

 

特に審査はなく、連絡がとれることなどが条件となることが多いです。あとは交渉が成立したらすぐにお金が振り込まれることでしょう。貸出額は街金並みの多くても10万円程度が相場となっています。基本は翌月一括払いです。

 

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